潜水部
Wolfpackのマニュアル邦訳
ゲーム内表記との対応を考慮しカタカナ表記と日本語を併記した。
配置図
機関
エンジン・オーダー・テレグラフ(EOT)
・Uボートは2つの推進器を持ち、ポート(左舷)とスタボート(右舷)がある。EOTをクリックすることで機関室にエンジンの操作を発令できる。
・それぞれ別個に指示ができるが、シフトキーを押しながら指令をクリックすることで左右同時に発令できる。
・アヘッド(前進)とアスターン(後退)があり、速度を4段階で指定できる。
・EOTはコントロールルーム(発令所)とコニングタワー(戦闘室)に1セットずつ配置されている。
・潜航時はバッテリーを用いて推進する。電力消費量は速度の二乗に比例する。
・バッテリー残容量計はEOT右側に配置されている。
・ディーゼルエンジンは浮上中のみ使用可能で、バッテリー航行よりも高速かつバッテリーの充電が可能である。
・充電するためにはまずディーゼルエンジン起動を発令し、次にバッテリー充電を発令する。
・ディーゼルエンジンを停止せずに潜航した場合、ディーゼルエンジンは浸水する。
操舵
・ラダーコントロールステーション(操舵盤)はブリッジ(艦橋)、コニングタワー(戦闘室)、コントロールルーム(発令所)の3か所に配置されている。
・操舵盤をクリックし、AキーとDキーで潜水艦のヨー軸を左右に操作できる。中央に戻すときはWキーを押す。
・右側のラダーアングルインジケータ(旋回角表示盤)は現在の旋回角度を示す。
・真ん中の方位盤は現在の針路を360度表記で示す。
・左側の速度計はノット表記で速度を示す。
メインバラストタンク
・潜水艦はバラストタンクへの注水と排水で浮力を調整する。
・バラストタンクが空の状態のとき、潜水艦は正の浮力をもち浮上に向かう。
・バラストタンクが注水されているとき、潜水艦は浮力中立であり現在の深度を保つ。
・Uボートには前後2つのメインバラストタンクとネガティブタンク、トリムタンクが装備されている。
・バラストベント(ベント弁)はコントロールルームの前と後ろに配置され、それぞれ前後のメインバラストタンクに対応している。
・バラストタンクが水で満たされたら、バラスト調整弁を閉じる。
・潜航する前に以下の3点を確認すること
・ディーゼルエンジンが停止していること
・乗員が安全に船内に戻っていること
・船体上部ハッチが閉鎖されていること
ダイブプレーン(潜舵)
・艦が浮力中立かつ前進または後退しているとき、ダイブプレーン(潜舵)により深度を昇降させる。潜舵は船首と船尾に一対ずつ備えられた水平翼である。
・ダイブプレーンコントロール(潜舵操作盤)は発令所右舷に配置されている。
・艦首潜舵はAキーとDキーで操作する。艦尾潜舵は左右の矢印キーで操作する。
・艦の傾きは青色液体のチルトメータ(傾斜計)により示される。
・艦の深度は赤色液体のパペンバーグメータ、左側のファインデプスメータ(細密深度計)、右側のコースデプスメータ(広域深度計)により示される。細密深度計は水深20mまで、広域深度計は深度200mまで表示される。
圧搾空気によるタンク排水
・バラストタンクに空気を送り込み排水することで、潜水艦は浮上できる。必要な空気量は外水圧に比例し、深度10メートルごとに1気圧必要となる。
・バラストタンクの総容量は150平方メートルで、排水には最大190kgの空気を必要とする。
・バラストタンクの排水は発令所右舷のバラストエアコントロール(バラスト排水弁)で操作する。
・圧搾空気の残容量はバラスト排水弁、ネガティブタンクコントロール、ビルジポンプの三か所で確認できる。
・圧搾空気を補充するためには、水上でコンプレッサーを作動させる。
ネガティブタンク
・Uボートは小型のネガティブタンクを装備している。ネガティブタンクが満水であっても、メインバラストタンクが排水状態であれば、艦は正の浮力をもつ。
・ネガティブタンクは急速潜航の際に注水し、潜航中は沈没を防ぐために排水状態を保つこと。
・ネガティブタンクのベント弁と排水弁は発令所の右側、メインバラスト排水弁の右隣に配置されている。
ビルジポンプ
・潜航中の浸水を排出するため、ビルジ(汚水)ポンプが装備されている。
・発令所左後方のビルジポンプの赤いレバーを押すことで圧縮空気によるビルジを排出することができる。潜航中はビルジの状態を監視すること。
コンプレッサ
・艦に圧縮空気を装填するため、コンプレッサが装備されている。
・浮上中、発令所左後方のコンプレッサの赤いハンドルを操作することでコンプレッサを作動させることができる。
攻撃
潜望鏡とUZO
・VII型Uボートはオブザベーション・ペリスコープ(観測潜望鏡)、アタック・ペリスコープ(攻撃潜望鏡)の2基を装備している。
・攻撃潜望鏡は戦闘室に配備されている。W/Sキーで露出長の調整、マウスホイールで倍率変更ができる。
・観測潜望鏡は発令所に配備され、倍率変更のみ可能。観測潜望鏡は露出長を調整できず、海図台右側のペリスコープホイスト(潜望鏡昇降機)で収納・展開できる。攻撃潜望鏡に比して短い。
・潜望鏡の水平・垂直方向の目盛りは1/100ラジアンで刻まれており、100m離れた距離から見た1mの物体の長さに等しい。
・潜望鏡に映った目標の大きさと実際の大きさの比から、目標との距離を算出することができる。
・Cキーで確認できる距離テーブルには低倍率用(1.5x)と高倍率用(6.0x)がある
参考