分隊行動の手引き

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分隊の構成

Pecaで良くまわすようなミッションの場合は

  • 分隊長
  • ファイアチームリーダ(長いので以下班長)
  • 役職無しの兵(以下単に兵)

というように指揮系統から見ると3種の職があります。

分隊長>班長>兵、という順番で指示が伝わって行きます。

米軍編制の場合ファイアチームは陸軍が2個、海兵が3個です。

Squadcomposition.png

ファイアチームとは何なのか

ファイアチームとは歩兵の最も小さなグループです。

別ゲーではブラザーインアームズやフルスペクトラムウォリアーといったタイトルでも表現されています。

それらのゲームをやった事のある人にはお馴染みだとおもいますが、基本は"Fire and maneuver"です。

1方のチームが攻撃を仕掛けている間にもう片方のチームが戦術的に優位な位置を取ろうとします。

なお、3個の班を持った米海兵隊などの場合は1個班を予備にして戦況に応じて投入するという運用をしているようです。

それでは以下分隊の構成員である分隊長・班長・兵それぞれの役割をまとめてみます。

分隊長の役割

分隊長はブリーフィング中では皆の意見をまとめ、最終的な作戦を決定する役割を持っています。

ミッション中では各班長に指示を伝え部隊全体を動かして行きます。

Missionofftl.png

ファイア・アンド・ムーブメントの思想で隙のない運用を目指します。

指揮に専念して自分の銃ではなく指揮下の人たちを上手く運用して敵を倒しましょう。

自分が真っ先に死んでしまうわけにはいきません。

発砲すると敵に見つかりやすくなるので注意が必要です。

また、撃ち合いをしている人の後ろは流れ弾が割と危険なのでこれも注意しましょう。

Tipsforftl.png


前を見てばかりだと気が付いたときには自分だけ突出して死亡ということもあります。

自分が先頭になっても良いですがファイアチームを一つ先行させて自分はその後ろを行軍した方がより賢いと言えるでしょう。

班に移動命令をだしても実際は動いていない時もあります。治療中だったり戦闘中だったり理由は様々です。

Idealftl.png

基本的な警戒、行軍の隊形はこのような順序になります。

経験豊富な班長がポイントを取り、分隊長はその後方なので様子が良く分かります。

次席の班長は分隊長についてくれば良いので全体のコントロールが取りやすいです。

Reportinginsquad.png

先行する班が接敵したら後続の班が前に出て全ての火力を目標に指向できるようにします。

混乱してくると1人の兵に何かを指示してしまう事はありがちですが、班長に目標だけ指示し具体的な方法は任せるべきです。

分隊長は班の運用に専念しなくてはなりません。

10秒単位で戦況は変わっていきます。

一つの事にこだわっている間に分隊全体を危険にさらす事になるでしょう。

損害が大きくなってきた場合は複数の班を1班にまとめてしまうような再編成もする必要があるかもしれません。

班長の役割

各班長は分隊長の指示の元、実際に兵に指示を伝えて動かします。

整然とした分隊行動の基礎はフォーメーションです。

戦況に応じたフォーメーションで兵の動きをコントロールしましょう。

Infantrysquadformation.png

移動時班長は先頭に立ち班員を導きます。

縦隊は素早く移動するときに統制が取りやすく有効ですが班が非常に長く伸びてしまう事もあるので注意を払います。

会敵したら分隊長に指示を仰ぎます。

敵に発見されて射撃を受けてしまったら直ちに班員を散開させ反撃し、やはり分隊長に指示を仰ぎます。

Incontact.png

攻撃時は双眼鏡やトレーサー弾、または班長の声で班員の射撃を統制します。

必要なら優先順位の指示をします。少し遠い敵を撃つ必要がある場合でも班員全員で集中して撃てば何発かは当たるでしょう。

図ではウェッジフォーメーションで攻撃しています。

移動時は上で紹介した縦隊、警戒してゆっくりと移動する時と攻撃時はウェッジ、というように2つを使い分ければほとんどの状況に対応できると思います。

Wedgeformation.png

各班ウェッジフォーメーションで分隊が横に並んだとき配置はこのようになります。

MGは分隊の側面になりクロスファイアを狙っている訳です。

フォーメーションによって統制された射撃は強力な火力を発揮できます。

Infantryoncover.png

良好な掩蔽物があれば上手く利用して被弾を防ぎます。密集しすぎないように散開しましょう。

分隊全体の配置を考慮して班員の配置を考えるとなお良いです。

RTSのように分隊長が班長ユニットをクリックすれば情報が表示される、というような事はありませんので報告はとても重要です。

敵の量が多く対処しきれない場合、敵装甲車両を発見した場合、負傷者が出たり弾薬が残り少ない場合等、報告しなければならない事は結構あります。

分隊長が情報不足や単純な勘違いで判断ミスをする場合もありえます。

その時は確認をいれましょう。

もし分隊長が死亡してしまった場合はグループの順が上の班長(B,C,Dとかのあれ)が指揮を引き継がねばなりません。

そのような時は全員を一箇所に集めて情報交換する等、まずは状況の把握に努めるというのが良いかもしれません。

兵の役割

兵は班長の指示で動きます。

組織的な火力を発揮する為に班長と連絡を取り合って協力して行きましょう。

Roleofsoldier.png

兵個人が勝手に会敵し、勝手に発砲し始めるというのは避けなければなりません。

無警戒で歩いている敵がいても1人で射撃を開始した場合撃ちもらす可能性が高いです。

分隊の火力すべてを集中すれば簡単に片付ける事が出来ます。

Roleofeachsoldiersinafireteam.png

フォーメーションを組んで常に死角を補いましょう。

実際にゲームで使用されるフォーメーションはウェッジぐらいのものになると思いますのでこれだけ覚えておけば十分です。

ハンドグレネード一発で2人以上死なないように7m~10mの間隔をあけ密集しないようにしましょう。

班長やチームメイトとコミュニケーションを取って情報を共有しましょう。

兵1人の力は些細なものでもチームとして連携をとっていけば大きな力を発揮できます。

班長死亡時には兵の誰かに指揮権が移ります。その時は班長の死亡報告と指揮権の委譲を分隊長に報告しなくてはなりません。

ラジオの使用

ACERを使用している場合もそうですが、聞こえているのか聞こえていないのか何もいわないと分かりません。

何かを受信したら「了解」とか「はい」とかでいいので返事をしましょう。

何も返事がなければ聞こえていないと判断され、分隊長はコミュニケーションの回復を優先しなくてはならなくなります。

戦場の霧

英語で"fog of war"といいます。実際の軍事用語です。

全ての情報を1人の人間が把握するのはさまざまな要因により不可能です。

知る事が不可能だったり、そもそも誤認だったりもします。

しかしチームプレイによって情報量を増やしていく事ができますし、想像で全体像を補う事もできます。

誤認は訂正で正す事もできます。

是非このような曖昧さと齟齬に富んだ世界を楽しんでいただければと思います。